業務委託で働く個人事業主必見!!開業届の提出や確定申告に必要な手続き

友達の美容師に『業務委託になったんだよねー。縛られなくて自由で良いよ。結構稼げるし』と言われたことはありませんか?

業務委託ってそもそもなにか、業務委託って自由なの?などの疑問や、業務委託で働く場合に必要な手続きなどについて書きましたのでご覧ください。

業務委託契約とは?

まず業務委託サロンについて。サロン側で集客や在庫管理などの店舗の運営を行い、美容師が業務を委託される形でお客様の施術を行うサロンのことです。

その業務委託サロンで働く美容師は個人事業主(フリーランス)として、サロンに雇用されず完全歩合制で働きます。

業務委託サロンとフリーランス美容師の契約が業務委託契約となります。


フリーランス(個人事業主)のメリット


なぜ業務委託になった友達は『縛られなくて自由で良いよ。結構稼げるし』と言っていたのでしょうか?
そこでフリーランスのメリットをあげてみました。

①歩合給の還元率が高い
②勤務時間・休日を自由に決めることができる
③マンツーマンで接客できる
④複数のサロンで働ける
⑤お金をかけずに集客できる(集客は業務委託サロン側が行うため)

ざっと思いつくだけでもこれだけのメリットがあります。
一般サロンだとどうしても縛られがちですが、個人の裁量が増えるので自由度が増しますね。

しかし、良いことばかりではありません。
報酬が固定ではなかったり、税金・保険などの手続きを自分でやらなければならなかったり、インボイス制度の導入により税額控除が認められなくなったりと様々なデメリットもあるのでよく考えて決めましょう。

開業届の提出について

フリーランス美容師になったら、開業届を税務署に出します。
開業届は開業してから1ヶ月以内に提出することが推奨されています。1ヶ月を過ぎても罰則はありませんが、忘れない内に早めに手続きすることをおすすめします。

他にも国民健康保険、国民年金に加入する事も忘れずに!

個人事業主は確定申告が必要?

フリーランスも自営業と同じ部類に入るので、職業に関わらず確定申告は必要になります。企業に属する社員であれば、会社が給料から天引きして代わりに計算して納税を行ってくれますが、フリーランスはそれらを自分で行わなければなりません。

知らないで確定申告を行わなかったり、計算方法を間違えてしまうと、無申告でペナルティーを課されてしまったり、還付金が戻ってこなかったりしてしまいます。

フリーランス美容師には青色申告がおすすめです!

総合的に見ても、65万円の特別控除や赤字の繰り越し、お金の知識の習得といった点から青色申告を行った方が良いと言えます。


いかがだったでしょうか?業務委託のメリット、デメリットをよく考慮して自分に合った働き方ができるといいですね!

私のサロンでは、正社員(社保完備)と業務委託のスタッフが半々で在籍しています。

どちらの方が多く手取りで残るか、家族構成によっても異なるのでシュミレーションが必要です。

当社は面接の際に求職者に対してシュミレーションをさせていただき、具体的な給与をイメージしてもらっています。
スタッフにとって働きやすい、より稼ぐことができる環境になるようオーナーは尽力していきましょう。

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